はじめての方へ
GTD®とは、個人と組織の生産性の向上を助けるメソッドです。
個人の生産性を阻害する要因には、
- 情報のオーバーフロー
次々に起こる仕事や情報に、処理スピードが追いつかず、オーバーフローしてしまう - 初期動作の遅れ
何かを行う際に、実行段階になって初めて「何をどうするのか」を考えるため、実際に動き出すのに時間がかかる - 集中できない
気になることがあると、無意識にそのことを考えてしまい、ほかの仕事をしていても、目の前のことに集中できない
――などが挙げられますが、GTDは、この問題を次の流れで解決します。
- 頭の外に置く
気になることや、やらなければならないことを頭の中に留めておかずに、頭の外に置く - 始めと終わりを考える
実行段階ではなく発生段階で、その仕事の最初の具体的な作業とゴールイメージを考える - しくみを整える
メール、To-Doリスト、メモやノートが個別にあるのではなく、新たな仕事を一時的に保管する場所、To-Doリストへのつなげ方など、一連の流れを整える
この流れをさらに具体的にした5つのステップの繰り返しによって、やるべきことを迷いなく選択し、1つのことに100%集中することができます。
GTDには、頭の働きに注目しているという特徴があります。「GTD」は「Getting Things Done」の略称で、「ものごとをやり遂げる」ことを意味しますが、タスクの完了だけを考えるのではなく「私たちの頭をいかにクリエイティブな活動に使うか」ということに焦点を当てています。GTDを実践することで、生産性の向上はもちろん、一般的なタスク管理では難しい、創造性の向上も目指せるはずです。
忙しくて新しいことに取り組む余裕がない、という方にこそおすすめしたいのがGTDです。まずは、5つのステップから始めてみてはいかがでしょうか?
FIVE STEPS(ファイブ・ステップ)
GTD®は、5つのステップから成り立つメソッドです。