社内トレーナー養成でGTD研修を定期実施

社内トレーナー養成でGTD研修を定期実施

企業概要

業種 ⾮鉄⾦属
会社規模 250,000 名(グループ全体)

研修概要

受講対象者 管理職、総合職、事務職
人数 20 名(各回平均)
期間 1 ⽇間

導⼊の背景

働き⽅改⾰の⽬的である、⽣産性向上を実現するためのアイデアを検討していた研修担当者が、GTD®に興味を持ち、GTD レベル1の公開セミナーに参加。効果を実感したため、グループ内の総務管理部⾨の定例会議で紹介した。

抱えていた課題

働き⽅改⾰の⼀環として、⽣産性向上のためのしくみやルールの変更には、全社を挙げて取り組んでいるが、社員⼀⼈ひとりが仕事への意識と⾏動を変えるための、組織 (会社、⼈事部、労務部⾨など)からのサポートが不⾜しており、その対応が必要。

実施内容

  • GTD レベル1 と各⾃のGTD システム構築までを、1 ⽇間コースで企画
  • 2018 年度より、若⼿社員の必須研修と募集型の研修を実施

研修の効果

アンケートの結果、9 割の受講者が10%以上の⽣産性向上を実感

受講者の声

GTD1⽇間コース研修受講後アンケートより

  • GTD の⼿法によって仕事を明確化することで、ある仕事をするときは、ほかの仕事を考えずに集中できそうだと感じた。
  • 業務の根本的なやり⽅の改善がいかに必要であるか再認識した。実際に何をどのようにしたらよいか、⽅法を⾒出すことができたと感じている。
  • ⾃分が⾏動しなければいけない内容と依頼事項の振り分けを、もっと思い切ってやるべきだという点と、タスクの棚おろしはTo-Do ではなく⾏動計画が重要ということに気づきがあった。

「⽣産性の向上に向けて、あなたが取り組もうと考えていることはありますか︖」

  • まずは、気になるリストを作成し頭の中を空にする。
  • メールの整理がまったくできていないので、まずは、受信箱を空にして、⾃分にあった整理⽅法を⾒つけ実践したい。

研修担当者の声

働き⽅改⾰の⽬的である⽣産性の向上を実現するために、何か良いアイデアはないか探していたところ、GTD を知り、⼤変興味を持ちました。早速、GTD の公認ディストリビューターであるラーニング・マスターズさんの公開セミナーを受講し、GTD の実践をスタートしました。

頭の中をスッキリさせ、リラックスした状態で⽬の前のことに集中できるという効果を、すぐに体感できました。実践を続けていくうちに、⾃⾝の意識と⾏動を変えていくことは、GTD の実践者として知られるダニエル・ピンク⽒の提唱する「モチベーション3.0(内発的動機づけ)」の推進にもつながり、⾮常に効果的であると実感するようになりました。これこそが、GTD が単なるタスク管理ツールではなく、トータルライフ・マネジメントシステムと呼ばれる所以なのだろうと感じました。

その後、個⼈と組織の⽣産性向上を図り、真の働き⽅改⾰を実現するために、GTD を社内に広く浸透させたいと考え、ラーニング・マスターズさんに相談し、「GTD 認定トレーナー養成コース」を受講しました。養成コースでは、3 回の研修を実施しましたが、マスター・トレーナーのご指導やアドバイスのおかげもあり、⾃信を持って取り組むことができました。

現在、本格的にGTD を社内展開していますが、「業務の進め⽅だけではなく、メンタルのボトムアップにもつながり、有意義な研修を受講できた」「今後実践して、より豊かな⼈⽣を送りたい」という受講者からのコメントは、私が伝えたかった「GTD は単なるタスク管理ツールではない」という想いが、しっかりと伝わったようで、とても励みになっています。

⼀⽅で、「⾃職場でのプロジェクト管理にGTD を活⽤したい」「ほかの団体での導⼊事例を知りたい」というリクエストもあり、引き続きラーニング・マスターズさんからご⽀援や情報提供を頂きながら、GTD の社内共通⾔語化に向けて、研修内容や⾃⾝のGTD スキルのブラッシュアップに努めていきたいと考えています。

⼈事シェアードサービス部⾨ご担当 福⻄哲也 様

GTD Japan 担当者からのコメント

福⻄さんは、公開セミナー受講時から熱⼼にGTD に取り組まれ、受講後も、実践から得られる効果を実感されていました。

ご相談いただいたGTD 認定トレーナーになるには、まず、認定プラクティショナーのステップをパスしなければなりませんが、GTD の実践から出てきた疑問を解消し、新たなツールへのチャレンジも積極的に⾏い、⾒事にプラクティショナー、そして、トレーナーの資格を取得されました。

⾃社グループ内での階層別研修や募集型の研修メニューにGTD を取り⼊れ、トレーナーとしての実績を着実に積まれています。受講者の⽅々の反応も毎回良く、GTD の効果を実感される⽅が増えることに、喜びを感じていらっしゃるようです。社内での広報活動や体験セミナーの実施など、活動の幅も広がり、お会いしてお話を伺うのが、毎回楽しみです。

マスター・トレーナー 近藤克明