To-Doリストに入れたものの、先延ばしにしてしまい、なかなか手をつけられないということはないでしょうか。先延ばしを繰り返し、To-Doリストからいつまでも消せない項目は、気になるばかりで、生産性を低下させます。
先延ばしの理由
To-Doリストの項目(タスク)をいざ実行に移すとなると、最終的なゴールにたどり着くまでの煩雑な作業ややりとりを考えてしまいます。ここで生じる「大変そう」「面倒くさい」といった感情が、先延ばしの大きな理由の1つと言えます。
「物理的で具体的な行動」にする
そこでポイントになるのが、「いかに考えずに行動に移すか」です。実際の行動は、もっと細分化された作業のはずなので、To-Doリストにタスクを加える時点で、タスクをできるだけ小さく、物理的で具体的な行動として明確にしておくことをおすすめします。考えずに行動に移せるので、心理的な負担を感じません。
例えば、To-Doリストに記入されたタスクが「来期の資料作成」だと、具体的に何から手をつけたら良いかが曖昧で、上司や関係者との確認作業など、タスク完了までのあれこれを先に考えてしまいがちです。しかし、「前回の資料のフォーマットをコピーする」のように、タスクをできるだけ小さく、物理的で具体的な行動としてTo-Doリストに記入しておくと、先のことを考えずに、ひとまず手をつけることが容易になります。
最初の1歩が最も大きなストレスで、作業を始めてみると、それほど問題なくタスク完了までたどり着けることは、案外少なくないはずです。